2025.09.25「早く治したい!」スポーツでケガをした時に、まずやるべき4つのこと

スポーツでケガをしてしまったとき、「すぐにでも治して練習に戻りたい!」と思いますよね。でも、焦って間違った対処をしてしまうと、かえって回復が遅れたり、ケガが悪化したりする可能性があります。ここでは、ケガをした直後にご自身でできる、回復を早めるための4つのステップをご紹介します。
まず、一つ目は「安静」にすることです。痛みがあるのに無理をして動かすと、患部の炎症がひどくなってしまいます。まずは動きを止め、安静を保つことが最優先です。二つ目は「冷却」です。冷やすことで炎症を抑え、内出血や腫れを最小限に抑える効果があります。氷嚢や保冷剤をタオルでくるみ、痛む箇所を15~20分ほど冷やしましょう。凍傷を防ぐため、直接肌に当てないように注意してください。
三つ目は「圧迫」です。テーピングや弾性包帯で患部を適度に圧迫することで、腫れが広がるのを防ぎます。ただし、強く締め付けすぎると血行が悪くなるので、しびれや冷たさを感じたらすぐに緩めてください。
そして四つ目は「挙上」です。患部を心臓より高い位置に保つことで、重力によって血液や体液が溜まるのを防ぎ、腫れを軽減させます。座ったり寝転んだりする際に、クッションなどを活用して患部を高く保ちましょう。
この4つのステップは、ケガの応急処置として非常に大切です。これらを適切に行うことで、その後の治療効果を高め、早期回復につながります。しかし、あくまでも応急処置であり、根本的な治療ではありません。痛みが続く場合や、動かせないほどの痛みがある場合は、必ず専門家にご相談ください!